― 温灸ケアと体調チェックリストで早めのケアを ―
お正月は人にとっては楽しい行事ですが、犬にとっては非日常の連続です。
来客、生活リズムの乱れ、音や匂いの刺激、食事内容の変化などが重なり、年明けに「なんとなく元気がない」「よく寝ている」といった変化が出ることは珍しくありません。
特にシニア犬・繊細な性格の犬・持病がある犬では、お正月明けに体調を崩しやすくなります。本コラムでは、その理由と具体的なケア方法、そして自宅でできる体調チェックリストを紹介します。
犬は環境の変化に対して、表面上は頑張って適応しようとします。
しかし実際には、
といった状態が続き、行事が終わった後に疲れが表面化します。
これは「甘え」や「老化」ではなく、回復反応です。
次のようなサインが見られたら、お正月疲れを疑ってよいでしょう。
これらは、自律神経と消化器の疲れが背景にあることが多い症状です。
以下は、年明け1〜2週間に確認してほしいチェック項目です。
3つ以上当てはまる場合は、積極的な休養とケアを意識してください。
温灸は、お正月明けの犬に非常に相性の良いケアです。
理由は、副交感神経を優位にし、内臓と心を同時に緩めるからです。
強い刺激は逆効果です。
「治す」より「戻す」ことを目的に行いましょう。
温灸器がない場合は、手のひら温灸がおすすめです。
これだけでも、犬の緊張は大きく緩みます。
体調が整うまでは、「刺激を足さない」ことが最優先です。
以下が見られる場合は、温灸は行わず獣医師に相談してください。
犬にとってのお正月明けは、回復の時間です。
無理に元に戻そうとせず、
この3点を意識することで、多くの犬は自然に調子を取り戻します。
温灸は「特別な治療」ではなく、本来の回復力を後押しするケアです。
年明けこそ、いつもより一段やさしく寄り添ってあげてください。