2026年2月2日
愛犬の瞳を見たとき、「なんだか白っぽくなってきた…」と気づき、不安になったことはありませんか?
犬の目の濁りは白内障が有名ですが、実は加齢による自然な変化である核硬化症(かくこうかしょう)という状態も存在します。
核硬化症は病気ではなく、視力にほとんど影響しないことが多いのですが、白内障との見た目が似ているため混同されやすく、間違った不安や治療方針につながることもあります。
この記事では、
核硬化症は、水晶体の中心部分(核)が加齢により硬く・密度が高くなる現象です。
水晶体はカメラのレンズのように光を屈折させて網膜に像を結びますが、年齢を重ねると新しい細胞が外側に重なり、中心が押し込まれて硬くなります。
白内障は、水晶体が白く濁って透明性を失う病気です。視力に影響し、進行すると失明に至ることもあります。
見た目が似ていても、核硬化症とは性質も経過も異なります。
| 項目 | 核硬化症 | 白内障 |
|---|---|---|
| 原因 | 加齢による自然変化 | 老化、糖尿病、外傷、遺伝など |
| 発症年齢 | 6〜8歳〜 | 幅広い年齢(若齢でもあり) |
| 見た目 | 青白く透明感がある | 白く不透明 |
| 視力影響 | ほとんどなし | 視力低下あり |
| 治療 | 不要 | 進行により手術が必要な場合あり |
| 痛み・炎症 | なし | 合併症で痛みや炎症あり得る |
完全な診断は獣医師による検査が必要ですが、自宅でもチェックできる特徴があります。
獣医師は以下の検査で核硬化症か白内障かを判断します。
核硬化症は透明性が保たれるため、視力はほとんど変わりません。
一方、白内障は進行に伴って光が網膜に届きにくくなり、徐々に視力が落ちます。
そのため、見た目だけで判断せず、視力の変化があるかを観察することが重要です。
核硬化症は治療不要ですが、目の健康維持は大切です。
白内障は進行すると手術以外で視力回復は難しくなります。予防や進行抑制のためには、
これらが見られたら、白内障や緑内障、網膜疾患の可能性もあるため早急な受診が必要です。
愛犬がいつまでも元気に暮らせるよう、正しい知識を持って見守ってあげましょう。