八王子のペット温灸ならwith you

犬の核硬化症とは?白内障との違いと見分け方【加齢による自然な目の変化】


はじめに

愛犬の瞳を見たとき、「なんだか白っぽくなってきた…」と気づき、不安になったことはありませんか?
犬の目の濁りは白内障が有名ですが、実は加齢による自然な変化である核硬化症(かくこうかしょう)という状態も存在します。

核硬化症は病気ではなく、視力にほとんど影響しないことが多いのですが、白内障との見た目が似ているため混同されやすく、間違った不安や治療方針につながることもあります。

この記事では、

  • 核硬化症の原因・症状
  • 白内障との違い
  • 見分け方とケア方法
    を解説します。

核硬化症とは?

定義

核硬化症は、水晶体の中心部分(核)が加齢により硬く・密度が高くなる現象です。
水晶体はカメラのレンズのように光を屈折させて網膜に像を結びますが、年齢を重ねると新しい細胞が外側に重なり、中心が押し込まれて硬くなります。

発症年齢と原因

  • 年齢:おおむね6〜8歳頃から
  • 原因:自然な老化現象
  • 危険因子:特定の病気や遺伝的要因はほぼ関係なし

見た目の特徴

  • 瞳がうっすら青白くまたはグレーがかって見える
  • 光を当てると透き通って見える
  • 両目に同じような変化が出る

白内障との違い

白内障は、水晶体が白く濁って透明性を失う病気です。視力に影響し、進行すると失明に至ることもあります。
見た目が似ていても、核硬化症とは性質も経過も異なります。

項目核硬化症白内障
原因加齢による自然変化老化、糖尿病、外傷、遺伝など
発症年齢6〜8歳〜幅広い年齢(若齢でもあり)
見た目青白く透明感がある白く不透明
視力影響ほとんどなし視力低下あり
治療不要進行により手術が必要な場合あり
痛み・炎症なし合併症で痛みや炎症あり得る

飼い主が見分けるポイント

完全な診断は獣医師による検査が必要ですが、自宅でもチェックできる特徴があります。

  • 核硬化症
    • 青みやグレーがかった透明な濁り
    • 光を当てると奥が見える
    • 視力の低下がほぼ見られない
  • 白内障
    • 乳白色〜灰白色の不透明な濁り
    • 光を当てても奥が見えにくい
    • 段差につまずく、物にぶつかるなど視力低下の兆候

核硬化症の検査方法

獣医師は以下の検査で核硬化症か白内障かを判断します。

  1. スリットランプ検査
    水晶体の透明度や硬さを詳細に観察
  2. 眼底検査
    網膜や視神経の健康状態を確認
  3. 視覚テスト
    物や光に対する反応を評価

視力への影響

核硬化症は透明性が保たれるため、視力はほとんど変わりません。
一方、白内障は進行に伴って光が網膜に届きにくくなり、徐々に視力が落ちます。
そのため、見た目だけで判断せず、視力の変化があるかを観察することが重要です。


核硬化症のケア

核硬化症は治療不要ですが、目の健康維持は大切です。

  • 年1回以上の眼科健診
  • 抗酸化成分(ルテイン・アスタキサンチン)を含む食事やサプリ
  • 紫外線対策(直射日光を避ける)
  • 家具の配置を変えない安全な環境作り

白内障の予防と早期対応

白内障は進行すると手術以外で視力回復は難しくなります。予防や進行抑制のためには、

  • 定期健診
  • 糖尿病など全身疾患の管理
  • 抗酸化サプリの活用
  • 紫外線対策
    が有効です。

飼い主が気をつけたいサイン

  • 物にぶつかることが増えた
  • 夜間に歩きにくそう
  • 目やに・充血が増加
  • 濁りの色や範囲が急に変化

これらが見られたら、白内障や緑内障、網膜疾患の可能性もあるため早急な受診が必要です。


まとめ

  • 核硬化症は加齢による自然現象で治療不要
  • 白内障は病気で進行すれば失明の危険あり
  • 自宅での判断は難しいため、年1回以上の眼科健診が安心
  • 愛犬の目の健康は日々の観察と生活習慣で守れる

愛犬がいつまでも元気に暮らせるよう、正しい知識を持って見守ってあげましょう。