2025年6月16日
犬は言葉で体調不良を訴えることができません。そのため、飼い主が気づかないうちに病気が進行してしまうこともあります。定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見・早期治療が可能となり、愛犬の健康寿命を延ばすことができます。
犬の年齢や体調によって、健康診断の頻度は異なります。以下に一般的な目安を示します。
特に大型犬は小型犬よりも早く老化が進むため、5歳頃からシニア期としてのケアが必要です。
若年犬(~6歳)
基本的な血液検査、便・尿検査、体格・体重の確認など。
シニア犬(7歳以上)
上記に加え、レントゲン・超音波・心電図・内分泌検査(甲状腺など)など、より詳細な検査が推奨されます。
健康診断では、以下のような検査が行われます。
これらの検査を組み合わせることで、より正確な健康状態の把握が可能となります。
健康診断の費用は、検査内容や動物病院によって異なりますが、一般的には以下のような範囲です。
費用について不安がある場合は、事前に動物病院に相談し、必要な検査項目を選択することが大切です。
春の狂犬病予防接種や混合ワクチン・フィラリア予防に合わせてパック料金を設けている動物病院も多くなってきています。健康な時に病院に行く機会があると、愛犬たちも病院に慣れやすくなったりもしますので、ぜひ健康診断も一年のルーティンに組み込んでください。
愛犬の健康を守るためには、定期的な健康診断が不可欠です。年齢や体調に応じた適切な頻度で検査を受けることで、病気の早期発見・予防が可能となり、愛犬との幸せな時間を長く過ごすことができます。日頃から愛犬の様子をよく観察し、少しでも異変を感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。