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犬の足腰が弱ってきたときの対策と予防:実践温灸&整体

こんにちは。マメママ@ペット温灸士です。前回の犬の足腰の弱まりについて、ペット温灸やマッサージでのアプローチの方法とその効果について今回は紹介させていただきます。

犬に対する温灸の効果

温灸は、以下のような効果が期待されます。

・血行促進: 温灸は体を温めることで血行を促進します。これにより、酸素や栄養素が効果的に筋肉や関節に運ばれ、痛みや炎症が緩和されます。

・痛みの緩和: 温熱は、痛みを感じる神経の活動を抑える効果があります。これにより、犬が感じる不快感や痛みを軽減することができます。

・筋肉のリラクゼーション: 温灸によって筋肉がリラックスし、こわばりが解消されることで、関節の可動域が広がります。

・免疫力の向上: 温灸は、体内のエネルギーの流れを整えることで、免疫力を高める効果があるとされています。これにより、犬が病気にかかりにくくなります。

温灸を行う際の注意点

犬に温灸を行う際には、いくつかの注意点があります。

・温度管理: 犬の皮膚は人間よりも敏感です。温灸の温度が高すぎるとやけどの原因になるため、温度調整には注意が必要です。特に、犬が不快そうにしている場合は、すぐに温灸を中止してください。

・部位選び: 温灸を行う部位は、専門家のアドバイスに従うことが重要です。適切なツボを選ぶことで、効果を最大限に引き出すことができます。

・観察と記録: 温灸を行った後は、犬の様子をよく観察し、変化を記録することが重要です。これにより、温灸の効果を確認し、必要に応じて調整を行うことができます。

ペット温灸での効果的なツボ

・腰眼(ようがん)

腰眼は、腰の痛みを和らげるためのツボです。このツボは、脊椎の両側にあり、犬の腰の筋肉のこわばりを解消する効果があります。

・命門(めいもん)

命門は、腰部の中央に位置するツボで、全身のエネルギーを整える役割があります。このツボを温めることで、体全体の血行が促進され、足腰の痛みが軽減されます。

・腎兪(じんゆ)

腎兪は、腎臓の機能をサポートするツボです。腎臓は体の老化に深く関わる臓器であり、このツボを温めることで老化防止や足腰の強化に繋がります。

・委中(いちゅう)

委中は、膝の裏側に位置するツボで、腰や下半身の痛みを和らげる効果があります。このツボは、特に関節炎や腰痛に対して効果的です。

・三陰交(さんいんこう)

三陰交は、内側の足首の上にあるツボで、消化器系や生殖器系にも良い影響を与えます。特に、冷え性や血行不良に効果があります。

マッサージについて

4-1マッサージを始める前に

・炎症や外傷などがある病部位は厳禁です。

・発熱・妊娠・食前食後・空腹時は行わないでください。

・飼い主様と愛犬がリラックスできる時間と場所を選んでください。

・マッサージは温かい手で行ってください・。

・指先に力を入れすぎず。愛犬の表情を観察しながら行ってください。

4-2基本の手技

・ストローク:櫛のように体表を体の流れに沿ってやさしくマッサージします。

・円:人差し指(中指を添えても可)でひらがなの「の」を描く要領でマッサージする。

・揉む:親指と人差し指でもみもみします。

・指圧:指の腹を使って繰り返し押します。小型犬では人差し指、大型犬には親指で押してください。

・ピックアップ:ツボにこだわらず、全体にマッサージしていくやり方です。筋肉の流れに沿ってやさしく皮膚をつまみ上げてください。

まとめ

犬の足腰の弱まりに対する温灸は、自然で安全な治療法として多くの利点があります。血行促進や痛みの緩和、筋肉のリラクゼーションなどの効果が期待でき、犬の生活の質を向上させることができます。ただし、適切な方法で行わなければ逆効果となる可能性もあるため、専門家の指導の下で実施することが重要です。犬の健康と幸福を第一に考え、愛情を持ってケアを行いましょう。

「with you ペット温灸&整体」ではそれぞれの愛犬の体調や状況に応じた施術を専門知識を持った施術者が行います。またご家庭で簡単に継続的にできるケアの方法も指導させていただいてます。

愛犬で気になることがあれば、いつでもご相談ください。