犬が10歳を超えると、人間の年齢でいうとシニア期にあたります。この時期からは、健康管理や生活習慣の見直しが重要になります。本記事では、10歳を超えた犬の健康維持のために気をつけるポイントを解説します。
シニア犬になると、さまざまな健康トラブルがやがてなくなります。 特に注意すべき病気について見ていきましょう。
加齢により、関節のクッションとなる軟骨がすり減り、関節炎や変形性関節症が発症しやすくなります。以下の症状が見られたら注意が必要です。
10歳を超えると、歯周病のリスクが大幅に上がっています。歯周病は、口臭だけでなく、心臓や腎臓の病気の原因にもなります。以下のことがあれば、すぐに対処しましょう。
小型犬に多い病気ですが、老犬になると発症率が上がっています。初期症状は分かりにくいですが、以下のような変化が見られたら、動物病院で診察を受けましょう。
シニア犬では腎機能が低下しやすく、慢性腎臓病を発症することが多くあります。早期発見が重要ですので、次の症状には注意してください。
健康なシニアライフのために、普段から心がけたいポイントを紹介します。
1年に1回の健康診断を受けていた場合、シニア期に入ったら半年に1回の頻度で受ける事をおすすめします。血液検査や尿検査、レントゲン検査を受けることで、病気の早期発見が可能になります。
シニア犬は代謝が低下するため、若い頃と同じ食事を続けていると肥満になりやすくなります。
不足になると、筋力低下や運動肥満の原因になります。 以下の点に気をつけながら、無理のない範囲で運動を続けてみましょう。
シニア犬は環境の変化に敏感になりやすいので、ストレスの少ない生活を心がけましょう。
シニア犬にとって快適な生活環境を整えることは、健康維持にもつながります。
。フローリングの床は滑りやすく、関節に負担がかかります。
対策として以下のような工夫をしましょう。
シニア犬は体温調節が苦手になるため、室温管理が重要です。
ソファやベッドの下りが怖いので、犬用のスロープやステップを設置するといいでしょう。
シニア期に入った愛犬と健康的に過ごすためには、定期的な健康チェック、正しい食事、無理のない運動、ストレスの少ない生活環境が重要です。
日々の変化に気を配りながら、愛犬の快適なシニアライフをサポートしていきましょう。