シニア犬は人間と同じく、高齢化に伴いさまざまな体調の変化があらわれます。そんな犬たちにとって、朝の運動やケアルーティンは一日をすこやかに過ごすための重要な時間です。
ここでは、シニア犬に最適な朝の習慣と、それに「温灸」を使う方法を紹介します!
寝ている間に関節や筋肉がこわばってしまいます。朝は細かく揺れるようなマッサージや、関節をゆっくり動かすストレッチを行いましょう。歩く前の準備運動にもなり、ケガを防ぐ効果も期待できます。
シニア犬は寝起き直後、必ず排泄がしたくなります。朝一番にトイレスペースへ連れて行って、対応してあげましょう。
睡眠中は発温と気化で水分を失いがち。起きたらすぐ新鮮な水を提供して、体に水分を行きわたらせましょう。冷たい水ではなく、常温や少し温かめの水が良いでしょう。
胃腸が弱くなっているシニア犬は、分けて少しづつ持続的に食べさせるのが理想的です。起きてすぐは胃腸も活発には動きません。少し時間をあけるか、運動や散歩の後にするのもいいですね。
朝は今日の犬の体調を判断する大切なタイミングです。歩行がおかしくないか、食欲はあるかなどを細かく見て、不安があれば早めの対応を。
最近注目されているのが、犬のヘルスケアにも有効な「温灸」です。
「温灸」とは、犬の体をやさしく暖めることで血流を改善し、経路の活性化や元気回復を目指す事を言います。体が暖まると、疲労回復や元気体にもつながります。
温灸用の実用品もありますが、家では簡単に、温かい水を含んだ布やタオルを使ってもOK。犬が嫌がらない温度に注意して、特に背中や腹部をやさしく暖めましょう。
シニア犬との起床の時間は、その日をいい日にするための大切な開始です。マッサージ、トイレ誘導、水分補給、細やかな体調チェック、そして温灸を組み合わせることで、ずっと健康で笑顔のある日々を一緒に過ごせますよ!