「最近、愛犬のうんちが緩い…」 「急に下痢をしてしまって心配…」
5月から6月にかけてのこの季節、実は動物病院でも「下痢・軟便」で病院に行くワンちゃんが急増する時期です。一見、元気そうに見えても、お腹の中では季節の変わり目特有のダメージが蓄積しているのかもしれません。
今回は、この時期に犬が下痢を起こしやすくなる3つの主な原因と、家庭でできる具体的な予防・対策法を分かりやすく解説します。
人間と同じように、犬も急激な寒暖差や、梅雨特有のジメジメとした高湿度にストレスを感じます。 自律神経は胃腸の働きをコントロールしているため、気候の急激な変化によって自律神経が乱れると、腸の水分吸収がうまく機能しなくなり、軟便や下痢を引き起こしてしまいます。
梅雨時期は、室内の温度や湿度が想像以上に高くなります。
これらはあっという間に傷み、細菌が繁殖する原因になります。これらを口にすることで、急性胃腸炎(細菌性下痢)を起こすケースが非常に多くなります。
雨が多くなると、地面が湿った状態が続きます。湿気のある土壌や水たまりは、寄生虫(コクシジウムやジアルジアなど)や、様々な細菌・ウイルスが生存しやすい環境です。お散歩中に雨水を飲んでしまったり、泥がついた足を舐めたりすることで感染し、激しい下痢を引き起こすことがあります。
雨上がりのお散歩では、草むらに入りたがるワンちゃんも多いですが、この時期は寄生虫のリスクが高まります。水たまりの水を飲ませないことはもちろん、帰宅後は足を清潔に拭き、しっかり乾かしてあげることが大切です。
エアコンの除湿機能やドライ機能を活用し、室内の環境を一定に保ちましょう。
お腹の冷えや湿気(水毒)が原因の下痢には、体を内側から温めて胃腸の水分代謝を促してあげることが効果的です。 ドッグマッサージや、お腹周りを優しく温めてあげることで、自律神経のバランスが整い、腸の動きが安定しやすくなります。
「なんだか少しうんちが緩いな」と感じたら、次のごはんの量を1割〜2割ほど減らし、胃腸を休ませてあげるのも一つの手です。水分補給はしっかり行いながら、様子を見ましょう。
下痢をしていても「元気で食欲がある」場合は、1日様子を見ても大丈夫なことが多いですが、以下の症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診してください。
💡 病院へ行く際のアドバイス 受診する際は、「いつから」「何回くらい」下痢をしているかのメモや、「実際の便(または写真)」を持参すると、獣医師の診断がスムーズになります。
季節の変わり目は、犬たちの体にも大きな負担がかかっています。日頃から愛犬の「うんちのプロ」として状態をチェックし、ちょっとした変化に気づいてあげることが、大きな病気の予防に繋がります。
ジメジメした季節を乗り越え、愛犬が毎日健やかに過ごせるよう、できる対策から始めてみましょう!